スピリチュアリズムの思想体系とは
数か月間、読書会では人間観・死生観・人生観・死の直後の様子を学習してきました。
「私とはどのような存在なのか」「死ぬとはどういうことか」「死ぬまでの地上人生をどう生きればいいのか」「死を通過したあとはどうなるのか」といったことを学びました。
人間が地上に誕生し地上生活を送り、死を迎え霊界へ行くまでの内容です。
この後、死後世界観・再生観と続きます。
ここまでは、人間が今後たどっていく道筋を中心に霊的真理を整理したもので、スピリチュアリズムの思想の一部です。
シルバーバーチによって地上にもたらされた「霊的真理・霊的知識」は膨大です。
20冊以上の本が出版されていますが、それらをすべて読みもれなく理解するのはとても難しいことです。真剣に読めば読むほどそれを実感します。
的外れな理解や部分的な理解では、『シルバーバーチの霊訓』を理解したとは言えずその価値がわからないままです。
『シルバーバーチの霊訓』は、スピリチュアリズム思想の最高峰であり、人類にとっての真のバイブルです。私たち人類が真の幸福と真の救いを得るためには、必要なものです。
その膨大な霊的真理の中から、重要ポイントを関連付けて有機的理解できるように体系化されたものが、「スピリチュアリズムの思想体系」です。
『シルバーバーチの霊訓』(霊的真理)の理解を助け深めてくれのが、スピリチュアリズムの思想体系なのです。
スピリチュアリズムの思想体系は、膨大な霊的真理を大きく3つの方向に整理し体系化しています。
思想体系Ⅰは、人間が今後たどっていく道筋を中心に真理を整理しています。(時間軸)
思想体系Ⅱは、人間を取り巻く世界を中心に真理を整理しています。(水平軸)
思想体系Ⅲは、人間の霊的成長とそのための実践を中心に真理を整理しています。(霊的成長のための実践軸)
それぞれの思想体系の内容をまとめると、次のようになります。
・思想体系Ⅰ・・・「私は将来どうなっていくのか」という時間軸にそって霊的真理を体系化
将来といっても、10年、20年後といった先ではなく、100年、200年、500年後、さらには千年後1万年後の遠い未来を見据えています。
人間観、死生観、人生観、死後世界観、再生観といった内容で構成されています。
・思想体系Ⅱ・・・「私は今どのような環境の中で存在しているのか、どのような世界に囲まれて生きているのか」という水平軸にそって霊的真理を体系化
神(神観)と霊界(霊的世界観)と地上世界(地上世界観)の大きな3つのテーマから成り立っています。
・思想体系Ⅲ・・・「私はこの地上人生をどのように生きるべきか」「私は霊的成長のために何を為すべきか」という霊的成長のための実践軸にそって霊的真理を体系化
私たち人間が霊的成長するためには、霊的真理を正しく理解してそれを正しく実践しなければなりません。その具体的な実践内容です。スピリチュアリズムの信仰実践論となっています。
『シルバーバーチの霊訓』と「スピリチュアリズムの思想体系」は、これからの人類の歩みにとって必要不可欠なものです。
私たち人間は、シルバーバーチによってもたらされたイエスの教えを地上人生で正しく実践することで、霊的成長という真の幸福と真の救いを手にできるのです。
<参考>
※引用・リンクについてはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。
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