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​死の直後の様子 Ⅰ

​死の直後の様子

 

 誰もが、いつかは死を迎えることは理解していますが、死の直後、自分がどうなるのか知っているでしょうか。

 宗教では死後の世界があることを説いていますが、その死後の世界に入るまでにどのような体験をするのか説いて 

 いる宗教はあるでしょうか。

今回は、スピリチュアリズムが初めて明かした死の直後の様子を学びました。

地上人生を終えた後、私たちに何が起こるのかをみてきました。

”とは、霊体と肉体をつないでいたシルバーコードが切れる瞬間のことですが、この時には意識はありません。

全身麻酔をかけられたような状態のため、痛みも苦しみも感じていません。

病気で苦しんできた人も、死の瞬間はもう苦痛を感じてはいないのです。

死の眠り”に入っているのです。

死の眠りの状態を一定の期間過ごすと、麻酔から覚めるように目を覚まします。これが“死の眠りからの目覚め”です。

​目覚めるまでの期間は、霊性の違いによって短い人もいれば長くかかる人もいます。

ほとんどの人が、ここまで同じプロセスを辿りますが、この後大きく3つのケースに分かれます。

今回は、この内の2つのケースをみていきます。

 

(1)死や死後のことなど考えずに地上人生を過ごしてきた人の場合

霊的な知識を持たずに来た人は、“死の眠りからの目覚め”の後、自分が死んだことがわからず環境の変化に戸惑い混乱状態に陥ります。

そのまま指導霊に導かれて、“調整期間”に入り、幽界(霊界下層)の休息所で眠ることになります。

この調整期間を経て“死の自覚”を持つようになり霊的覚醒が起こり、それまで見えていなかった先に亡くなった家族や知人の姿が見えるようになり、感動的な“他界者の出迎え”を受けます。そして、“幽界での生活”に入っていきます。

大半の人がこのプロセスを辿ります。

(2)唯物論者や間違った宗教の狂信者の場合

大半の人と同じように“死の眠りからの目覚め”の後、自分が死んだことがわかりません。

指導霊や周りにいる霊から、死んでいる事実を教えられても“頑なに否定”します。

 唯物論者は、死によってすべてが終わり自分も消滅すると考えているため、自分の死を認識できないまま地上時代の延長のような生活を送ります。地上をうろつきまわることもあります。中には、地上の人間に憑依し間接的に肉体的欲望を満たそうとする者や地上の人間をそそのかし悪の道に誘い込もうとする者もいます。このように、地上に縛られて離れられない“地縛霊”となってしまうこともあるのです。

 一方、間違った宗教の狂信者は、死後もその信仰を続けます。間違った教えから得た知識があるため、自分の死が認識できません。唯物論者と同じように“地縛霊”となってしまいます。

 しかし、こうした地縛霊の行為は神の摂理から外れているため、いつまでも続けていくことはできません。

心の痛み・苦しみ”を感じるようになり、“反省”の思いが芽生えるようになります。

その時を待っていた救済霊に導かれ、“調整期間”に入り長い眠りにつき、“死の自覚”を持つことができるようになります。

そしてその後、これまでの悪行の“償いの期間”を経てようやく“幽界での生活”に入っていきます。

唯物論者も間違った宗教の狂信者も、“死の自覚”を持つまでに長い時間がかかります。

死後に、“死の自覚”を持つことがいかに重要なことかがわかります。

次回は、「生前から霊的知識を知っている人の死の直後の様子」と、「死の自覚と霊的知識を知ることの重要性」

について学びます。

<参考>​

  ※引用・リンクについてはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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