霊界を挙げての大計画(2)
前回は《スピリチュアリズム》の①目的=地上人類を救う ②主役=霊界の高級霊たち ③具体的内容=霊的真理をもたらす ④進展状況=真理の普及は地上人類次第 をみてきました。
続いては、この地上人類救済の大計画に対する妨害や反対、そして地上のスピリチュアリストに求められる
ことや責任についてです。
3章 霊界を挙げての大計画
<スピリチュアリズムのさまざまな要素>
①スピリチュアリズムの目的
②スピリチュアリズムの主役 …霊界の霊たち
③救済計画の具体的内容
④計画の進展状況
⑤計画に対する妨害・反対
⑥地上のスピリチュアリスト …霊の補佐役・協力者 道具
⑤計画に対する妨害・反対
・従来の巨大な宗教組織への隷属 ⇒ 宗教的束縛・霊的牢獄 (P40/7~8、10~後ろ2)
(暗闇の中に人々を閉じ込め、スピリチュアリズムの救済の光を遮断する、そういった状態から
抜け出すには長い時間がかかる)
→教義や教えを守らないと天国に行けない、反する行為をすると神に見捨てられ地獄へ行くと
いった洗脳や、儀式へのこだわりなどが、人々を暗闇に閉じ込めてしまい、誤った宗教を捨
て去ることが怖くてできなくさせるのです。これを霊的牢獄と言います。地上の宗教の弊害
がここにあります。真理をひとかけら含んでいたとしても、誤りは誤りです。
間違った教義や偽りの教えによって築かれた宗教組織を壊さないといけません。
・霊的無知な人々・唯物論者・無神論者 (P43/後ろ6~後ろ5、P44/1~2)
(霊の存在を否定する人々が、霊的真理を拒絶し軽蔑する)
たとえ今、否定され軽蔑されてもシルバーバーチのいう「荒野に呼ばわる声」となることが大切
です。聞く耳を持つ者のいない荒野にあっても真理を唱え続ければ真理を欲している時期のきた
人へは必ずその声が届く、そう信じて真理普及の実践に挑めばいいのです。
・このほかに、スピリチュアリズム内部の敵や未熟霊(低級霊)など
真理を素晴らしいと思うが自分の都合にいいように解釈をしたり、真理を語りお金儲けの材料に
したり、また一般受けを狙い真理の内容に手を加えたりと、スピリチュアリストでありながら摂
理に反した行為をする者。人間が霊的成長することが面白くなくて、誘惑やそそのかしなどの影
響を与える霊の存在もあります。
⑥地上のスピリチュアリスト …霊の補佐役・協力者 道具
・スピリチュアリストとは
スピリチュアリズムの救済計画の恩恵に真っ先にあずかって霊的真理と出会い、そのスピリチュ
アリズムの霊的真理を真実と信じ受け入れ、真理を人生の拠り所として歩もうとしている人の
こと
(霊界人は皆霊的真理を受け入れ、摂理に忠実に生活している。
私たちは霊界へ行くと肉体という牢獄から解放され、もっとストレートに真理や神の愛を理解
できるようになる。だから、霊界人はみなスピリチュアリストと言える。)
・スピリチュアリストの責任 …a真理を実践し自らを救う b他人を救う
a真理を実践し自らを救う
⑴真理の実践 自ら真理(摂理)に沿った生き方、真理の実践を心がける
霊主肉従の努力→その結果として自分で自分を救う(自らの努力により自らを救う)
⑵霊界の助けを安易に期待しない(P57/9~12)
霊界人は地上人の心情は理解するが、直接的な手出しはしない
(私たちにインスピレーションとして方向性を示してくれるが、それを決めるのは私たち自身
自由意志によって霊的成長ができる)
⑶真理に従うための勇気をもつ(P47/3~6)
既成宗教のドグマや教条を捨て去って精神を解放する
霊的価値のないものに忠誠を尽くさず、真理のためのみに働く
(⑤計画に対する妨害・反対の霊的牢獄・宗教的呪縛からの解放です)
b他人を救う
⑴真理を伝える (P35/7~10)
⑵霊界の道具として、自分自身をスピリチュアリズムに捧げ、霊界と協力関係を作る
スピリチュアリズムの大目的と大霊団の存在の意味を正しく理解し、《地上の足場》と
《大霊団の地上の兵士》としての役割を果たす (P35/3~6)
⑶真理実践の見本を示す(P57/後ろ3~後ろ2)