すべてを支配する神の摂理
スピリチュアリズム運動とは何でしょうか。
それは、霊界主導の地球人類救済のための計画です。
霊界から霊界通信を通して真理や教訓やメッセージを地上に送り、価値観・人生観・死生観など地上のみに通用する知識を、永遠に生きる霊としての今までとは違った知識に置き換えることで、魂に革命を起こします。
真理の代表的なものは、神についての正しい知識である[神観]や神の作った規則や決まりである[摂理観]、死後についての正しい知識の[死後世界観]などがあります。
今回はその中の[摂理観]を学習します。
6章 すべてを支配する神の摂理
摂理とは、霊的真理の一つで自然界・動物界・宇宙などありとあらゆるもの、そして人間の霊的成長を支配する法則のことです。
《神の摂理》
・神が宇宙・万物を創造し、維持。運行するために設けた法則・規則のこと
・神が創造した世界には、法則がありその機械的法則によって支配されている
・無数の摂理があり、それらが複雑に関連しあって全体を調和状態にしている
・摂理は神が創造したすべてのものを調和状態におくためのシステム
・神の摂理に一致すれば調和し人間は幸せになれる
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神と人間は直接関わっていると思われてきたが、実際は摂理を通して神とつながっている
《人間の霊的成長に関する摂理》
・摂理にはさまざまな次元が無数にある
・人間の幸福に関係する摂理で特に重要なものは「霊的成長に関する摂理」
→人間にとって霊的成長と幸福は一体関係にある
・5つの「霊的成長に関する摂理」
⑴因果の摂理…原因と結果の法則・因果律
・神の摂理に一致した行為は正しい原因となって、良い結果を引き起こす
・神の摂理に反した行為は悪い原因となって、悪い結果を引き起こす
・この結果と原因の関係は、例外なく機械的に運用される
⑵自由意志の摂理…自由意志によって摂理への一致(善)と不一致(悪)を自由選択できる法則
・自由意志によって摂理に反することもできる
・神は人間をロボットのように造ったのではなく、自らの意志と判断で成長させる存在にした
(他の動物との違い)
・自由意志=神が人間に与えた神性、人間のみに与えた特権
⑶霊優位(霊中心)の摂理…霊的なものを物質的なものより優先させた時に霊的成長できるように
なるという法則
・神は分霊を付与して人間を創造 → 人間はミニチュアの神(分霊)を内在
この分霊こそが人間の本体であり、人間が“霊的存在者”である理由
・人間は神から等しく分霊を授けられ、全人類が神の子どもとなった
全人類は神の家庭の一員、全人類は兄弟姉妹
・摂理に一致した人間の見方とは『霊優位・霊中心とした見方』のこと
・霊優位の考え方・実践によって、人間は霊的成長するようになり、幸福な人間社会地上世界
が築かれるようになる
⑷利他性の摂理(サービス・奉仕の法則)…人間は利他的行為(サービス・奉仕)を通して霊的
成長するようになるという法則
・人間は利他的行為によって霊的成長 (人間にとっての最大の宝)が促され、人間世界全体
が幸福になる
・人間の霊的成長に関する最大の摂理=利他的行為
⑸自己犠牲の摂理(代価の法則)…正しい方向に向けての努力 (霊優位・利他的行為)では、
自己犠牲が多ければ多いほど、より霊的成長(最大の良い
結果)がもたらされるようになるという法則
※苦難の摂理とも関連している
苦難の体験が霊的成長に結びつくという法則で、「償いの法則(カルマ清算の法則)」
が中心となる。“苦しみ”という点では「自己犠牲の法則」も苦難の摂理に含まれる。