通信霊シルバーバーチについて
60年にわたり霊的真理を伝えてくれたシルバーバーチとはどんな霊だったのでしょうか。
「シルバーバーチの霊訓」がこれだけ長く多くの人たちに受け入れられたのは、内容の素晴らしさも当然ですがそれだけ
ではありません。霊界からの使者であるシルバーバーチの豊かな人間性と私たち地上人類への大きな愛を感じるからです。
霊界での自分の生活を犠牲にしてまで、私たちのために地上に降りてきてくれた高級霊であるシルバーバーチのことを少
しでも理解いただけたらと思います。
1章 通信霊シルバーバーチについて
<高級霊から与えられた使命> (P22/3~5、P24/2~7)参考:2章P30/7~9
・スピリチュアリズムの人類救済計画への参加要請
その使命とは霊的真理を地上に届けること
(シルバーバーチの霊界通信の始まりは、イエスを中心とする高級霊界からの参加要請からでした。
霊的無知による地上の悲劇 [戦争や飢餓、貧困]から人類を救い出すための人類救済計画への参加と
いう使命だったのです。)
・地上圏に下りて、霊媒を見つけ協力者を集め、霊的メッセージを地上に届ける使命
(物理的心霊現象か霊界通信かの選択 P24/8~10)
①物理的心霊現象・・目に見える形で心霊現象を見せ、霊や霊界の実在を証明する
ラップ音で霊と会話をしたり(フォックス家事件)、霊媒の空中浮遊、
アポーツ(物質移動・引き寄せ)、霊の物質化現象(幽霊現象)など
→これらは、霊魂説の証明であり前座に過ぎない。また、好奇心の刺激だけの可能性も
あり、万人受けはするが、持続性がなく興味が薄れてしまえば終わってしまう。
②霊界通信・・・・・人の理性に訴え、言葉で霊的真理・霊的知識を伝える
死後の世界とは、地上生活の目的は、地上での行いが霊界での生活とどうつながっているのか、
などを伝える。
→霊界通信がスピリチュアリズムの本質
霊的に進化し、成熟した魂の持ち主に訴える⇒敢えて困難な霊界通信を選んだ
<シルバーバーチの決意> (P24/11~P25/5)
・大人の霊(真理を受け入れられる霊的に成長した人間)を対象にして、理性に訴える
-----理性と良心で自ら判断してほしいという願い
・霊的メッセージをわかりやすくシンプルに語る
-----今の地上の悲劇をなくすために必要なことを語り、哲学的な内容やまだ地上人に必要のない真理
には触れない
・慈しみの心で地上人に接する、怒りで諫めるようなことはしない
-----個人的に批判したり、人のあら探しを決してしない
・自らの行為で真理の手本を示す(教訓・模範)
-----さすが真理を語るにふさわしいと思われるような態度で接する
・地上時代の名前を明かさない(通信の内容と態度で判断してほしい)
-----名前にこだわり盲信的に信じないためと、通信内容よりも身元を確認することに興味を持ってほ
しくない
・真理を語ることだけに徹する
-----子どものおもちゃと同様の物理的心霊現象は行わない
<具体的な準備に取り掛かる> (P22/6~P23/後ろから6)
・霊媒を見つけ、養成する
-----正確にコントロールすることは難しく霊媒の潜在意識の混入を防ぐため、18年かけて霊媒との肉
体的・精神的な一体関係を築く
・霊界通信の準備を整える
-----霊界より、バーバネルを霊的真理の理解へむけて、地上の宗教を数多く学ばせ宗教の矛盾などを
通して精神的開発を促した。また霊界では思念で意志の疎通ができるため言葉が必要でない。
そのため言語(英語)の習得が必要であった。準備はシルバーバーチ本人でなく、実際バーバ
ネルと接する霊界側の霊媒であるレッドインディアンであった。
<霊界通信の開始> (P23/後ろから5~P24/1)
-----初めての霊媒現象バーバネルが18歳の時で、ぎこちなくつまらない内容だったとシルバーバーチ
は言っているが、同時に意義深いものだったとも言っている。
初めはある一つの単語を語ろうとすると、関連したほかの単語が一緒に口から出て苦労したが、
回を重ねるごとに霊媒の潜在意識に邪魔されることなく、霊界側の考えを100%伝えることが可能
になっていった。
⇒霊界での要請から打ち合わせ、また霊媒が体内に宿ってからの期間を考えると相当な準備期間を費やし
ているこのことから、高級霊からの叡智あふれる通信(霊的真理)がそう簡単に得られるものではない
ことが窺える
巷に出回っている霊界通信のほとんどが低級霊・未熟霊・新参霊からのものと考えられる
参考:(ハンネン・スワッファー序文より P13/後ろ2~P14/後ろ3、P16/後ろ1~P17/5、P18/9~14)
<「シルバーバーチの霊訓」の成果> (P25/後ろ1~P27/4)
・物質界に光明がようになり、より多くの幸福が生まれる
・「死についての無知」がわずかに克服される
・多くの魂を鼓舞し、高度な自我を自覚させる・過去の多くの間違いを駆逐
・間違った宗教のドグマ(教義)から人々を解放
・イエスに関する正しい認識が広まる(メシア・救世主 → 偉大な人間の手本)
⇒しかし、まだまだ多くの成すべきことがある(戦争・飢餓・貧困・病気・迷信などの根絶)
<シルバーバーチの人間性…高級霊の人格> (P27/7~P28/4)
・霊団のマウスピース(代弁者)に過ぎない、霊団のメッセージを伝えるだけ
・個人の栄誉・褒章を一切求めない、自己宣伝しない
・道具であることに喜び(道具意識にたった謙虚さ)
・ただ役に立てばよい(真の人類愛)
⇒私たち地上人のためにという人類愛があるだけ
参考:(ハンネン・スワッファーの序文より P17/6~10)
<「シルバーバーチの霊訓」の霊的背景>
・高級霊界において審議を重ね、地上にもたらすのに相応しいものとして選ばれた霊的真理・霊的知識
・イエスを中心とする何百億という高級霊からの働きかけの集大成
・背後には「地球圏霊界」の高級霊の霊団が控えている
⇒私たち地上人には認識ができませんが、地上人類を超えた数の霊界からの働きかけがあります。
それは、シルバーバーチの交霊会が終わった今も続いています。
「私たちはひたすら人類の向上の手助けをしてあげたいと願っております。私たちも含めて、これまで人類
が犯してきた過ちを二度と繰り返さないために、正しい霊的真理をお教えする目的でやってまいりまし
た。」
「死の淵を隔てていても、友愛の精神で結ばれていたいのです。その友愛精神のもとに霊的知識の普及に協
力しあい、何も知らずに迷い続ける人々の心とからだと魂に自由をもたらしてあげたいと願っているので
す。」
シルバーバーチの私たちへの思いはこれだけでは伝えきれません。
シルバーバーチのいろいろな言葉から、あなた自身が感じとってほしいと切に願います。