地上の宗教の間違い
- 滋賀シルバーバーチ読書会
- 2017年3月31日
- 読了時間: 4分
世界の人口のほとんどの人が何らかの宗教と関わりを持っています。キリスト教・イスラム教・仏教の3大宗教だけでも、全人口の約6割を占めています。無宗教と言われる日本人でも冠婚葬祭や昔からある風習で初詣やお宮参参に七五三、お墓参りや法事など生活の中で宗教と関わっています。それほど人間にとって宗教は身近なものであるということです。では、人間は宗教に何を求めてきたのか。「救い」と「幸せ」を求めていました。シルバーバーチは地上の宗教はすべて失格だと言っています。地上の宗教とシルバーバーチの宗教観との違いはなんでしょうか。人間が宗教から得ようとした「救い」と「幸せ」とシルバーバーチの説く「救い」と「幸せ」に違いがあります。
8章 地上の宗教の間違い
《宗教の意義》
⑴ 宗教とは
・人間の心を支配し、大きな影響力をもっている
・人間の救いと幸福、死後の救いをもたらす人間にとって不可欠
⑵ 宗教の使命
・死の恐怖から救いをもたらすこと
⑶ 宗教にとっての2大テーマ
・「神」 と 「死」 人々に神と死についての正しい知識を示す
《宗教批判と既成宗教との対立》
⑴ 人々はひたすら自分の信じる宗教のみが正しいと考えてきた それが盲信・狂信となっている
⇒霊界からみるとこれまで地上世界には「正しい宗教」は存在しなかった
⑵ シルバーバーチからみたこれまでの地上の宗教
・特に巨大な組織宗教はことごとく失格
・人類に救いをもたらすことがないばかりか、救いと幸福から遠ざけてきた
・ある意味で地上の宗教は人類の敵といってもよいような存在、むしろない方がまし
⑶ 高級霊の霊界通信
⇒地上の宗教、特に既成宗教の間違いと弊害を指摘
《「シルバーバーチの霊訓」による人類史上最高の宗教革命》
⑴ 「シルバーバーチの霊訓」
人類史上初めて霊的観点から“正しい宗教とは何か”を明らかにした
霊的観点から宗教の本来のあり方を示した
⇒ 地上世界の宗教に歴史上最大の“宗教革命”を引き起こすことになった
⑵ 地上の宗教は、「シルバーバーチの霊訓」によって、今後根底から覆されていくことになる
何百年という長い期間を通して、シルバーバーチの示す宗教のあり方(霊界における唯一の宗教)
に集約されていく
《シルバーバーチの指摘する地上の宗教の間違い》
ウソの教え・洗脳・霊的牢獄・組織エゴ
⑴ 宗教の教義による束縛が霊性に目隠しをし、“魂の病”を生み出す。それは肉体の病や疫病・伝染
病よりもタチが悪い (宗教による霊的牢獄は」地上世界の悲劇)
⑵ 教義は必ず魂の足かせになる。魂を閉じ込め、魂の自由な顕現を妨げる。
⑶ 神学は災いのもと
⑷ 大きな礼拝堂や宗教建築物を造って、その中に神を閉じ込めようとする。
⑸ 教義・ドグマ・儀式・祭礼・礼拝所・法衣など地上の宗教が重視しているものは本来宗教とは
関係ないもの
⑹ 神話や伝説を借用して、リーダーを(一人の人間)凡人の手の届かない位置に祭り上げる
⑺ イエスを神の座に祭り上げ、人間の手の届かない存在とし、生き方の模範でなくしてしまう。
⑻ 真理への道を閉ざし、古い宗教的慣習に固執し、霊力の通路を閉ざす。
《正しい宗教とは》
⑴ いかなる教義も儀式も作法も要求しない。神の愛と摂理を説くだけ
⑵ 一人の人間(教祖・宗教指導者)に忠誠をささげない。いかなる書物にも絶対服従しない。
絶対的忠誠は大霊と摂理だけに捧げる。
⑶ 永遠に不変な神の摂理を土台とする生き方をすすめる
《スピリチュアリズム普及と従来の宗教の崩壊》
⑴ スピリチュアリズムの霊的真理の攻撃によって崩れる寸前
⑵ 迷信・無知が切り崩されるまでには、長い時間はかからない。まわりには崩壊の兆しが至る
ところに見られる
《真理を手にした地上人のとるべき態度》 (間違った宗教を勇気をもって捨て去る)
⑴ 間違いとわかったものは、長い間大切にされてきたものでも、潔く捨て去る
⑵ 内心が間違っていると感じていること、理性が得心しないことは潔く捨て去る。
その時初めて魂は自由になる
⑶ いかなる書物・ドグマ・リーダー・権威・教義に縛られない。ひたすら大霊の摂理に従うように
心がける。大霊の摂理のみを最高の権威者とする。
⑷ 真理を知った者は教義の奴隷状態から脱したことを喜ぶべき。
そして今なお奴隷状態にいる人々を解放するように働きかけなければならない
⑸ 教義にしがみつく人、教義に縛られている方が気楽だと考える人がいる
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