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死の直後(後半)

  • 滋賀シルバーバーチ読書会
  • 2017年7月1日
  • 読了時間: 5分

死の直後(後半)

死の直後は人によりさまざまです。

死とは何か、死後私たちはどうなるのか、そういったことを知っているのと知らないのとでは大きな違いが生まれます。

しかし、死に関してすべての人に共通する体験があります。

シルバーコードが切れ始めると死の眠りに入り、完全にシルバーコードが切れ肉体と霊体の分離が完了する死の瞬間までです。

完全な死を迎えると少しずつ目覚めます。この目覚めの時点から個人差が出てきます。

死の直後の様子については、シルバーバーチ以外の霊界通信にも多く語られていますが、次の内容はシルバーバーチによって明らかにされた内容です。

死後のプロセスはどれだけ霊的な事を理解しているかによって大きく違っていましたが、すべての人に死の準備として行われていることがあります。

◆睡眠中に他界後のリハーサル

・すべての地上人が、睡眠中に幽体離脱して、死後の幽界での体験をしている(臨死体験)

  すべての人が生前から死後の世界の生活のリハーサルをすることで、死後のショックが和らげられるように

  なっている (守護霊の案内で、幽界でさまざまな体験をしている)

・生前には、睡眠中の霊界探訪の体験は忘れてしまっているが、死後、肉体がなくなると睡眠中のすべての体験

 を思い出すようになる

 (脳という物質では幽界での記憶を留めることが不可能で覚えている人はほとんどいない。滝行など厳しい

  修行で意識を持ちながら体験できることもある。これらは特別な人だからできるわけではなく、あくまでも

  肉体と霊体のバランスの問題で、肉体を限界まで低下させる(弱める)ことで霊的感覚を無理やり増大させ

  ているだけである。これは無理やり臨死体験をしているようなもの。霊性が高い人間でなくとも肉体を弱め

  るだけでできるということは、霊性に関係なくだれにでも可能であると同時に、自分の好奇心を満たすためや、

  特別な能力を身に付け優越感を満足させたいなど利己的な思いであれば、低級霊にからかわれたり憑依

  される危険性がある)

※ここで重要なことは、すべての人間にちゃんと死後のための準備が行われているということ。無理やり低級霊や未熟霊の危険を冒して臨死体験をしなくても毎晩幽界へ行っている。しかし、この体験も死の自覚がなければ活かされることはない。ここでの体験は潜在意識・霊の心の中に刻まれる。霊の心に刻まれるということは、霊的覚醒がなければ思い出すことができない。)

【道しるべ】P19/7~後ろ1 ・【道しるべ】P22/8~P23/4

◆死後のケア 

・他界後の新参者の多くが混乱したり(大半の霊的無知な人間)、地縛霊(唯物論者や狂信者)になって悪事を

 働いたりして、霊的進歩の道を歩めなくなっている (霊界での生活をスムーズにスタートさせることができ

 ない)

・霊界にいる先輩霊が、こうした新参者をケアして(治療したり、休息を与えたり、指導教育して)、霊界人の

 一員としての道を歩ませるために働きかけをする 

・本来は不要なことだが、利他愛から出た救済活動の行為として行っている

 (地上生活の間に“死について”“死後について”を学んで、霊的知識があれば不要なケア・援助である)

 【最高の福音】P76/2~P77/3 

◆霊的真理を知ることの重要性

・霊的真理の有無が、死後の“死の自覚”に決定的な影響をもたらす

  霊的真理を知っている人・・・・自分の死をすぐに自覚し次のプロセスに進んでいく

  霊的真理を知らない人・・・・自分の死を自覚するまでに遠回りをしなければならない

                    (長い調整期間、霊界人からの治療・指導教育を受ける)

 『シルバーバーチの教え・上』P188/4~5

・霊的無知だった大半の人々は、遠回りのプロセスが必要となる 

・地上で間違った宗教の教えに洗脳され、それが魂にまで染みついた人は、死の事実が受け入れられなくなる (死の自覚に大きな影響を与えている)

 いまだに生きていると思い込み、狂信の中で地上生活を続けることになる 

 霊的意識が目覚めるまで、狂信的な地縛霊として時を過ごすことになる (地上付近の幽界に居続ける)

【最高の福音】P188/10~p189/6 ・ 『シルバーバーチの教え(上)』P188/4~6

・霊界下層に地縛霊が存在することは、霊界人にとって悲劇以外の何物でもない 

 (地縛霊が地上人に影響を及ぼすことで地上にとっても悲劇)

・生前から正しい霊的知識を持ち、死後に関する正しい知識を知っておくことは、死後地縛霊にならないための

 最良の方法

・死後についての霊的知識は、地上人が持つべき最重要の知識であり、常識である(霊的知識のない人の死後

 は、突然見知らぬ海外に一人放り出された地上人と同じ状態)

  【道しるべ】P23/5~後ろ4

 (死後についての知識はあって当たり前のこと)

◆地縛霊による憑依現象 

・地上の霊媒体質や肉欲快楽者のオーラに取り憑いて、地上人の肉体を支配

 →地上人の肉体を用いて(共有して)、間接的に地上体験を繰り返す

  (地縛霊は物質である肉体を持たないため肉体的快楽を得ることができない。そのため地上人の肉体を

   使って得ようとする)

・肉的快楽を味わったり、狂信生活を続けたり、地上人をからかったりイタズラを働いたりする

・憑依現象に対して、地上世界で行われてきた除霊手段やエクソシストは無意味、さらなるからかいの対象にな

 るだけ

・憑依を避けるためには、地縛霊を近づけるような低俗な好奇心を抱いたり霊的な行為をしないこと

・地縛霊のからかいを無視する

・最も効果的な方法は、高尚な精神・利他愛の精神を持ち、利他愛の実践に励むこと

 こうした高貴な心の持ち主には、地縛霊は近づけない

◆地縛霊と先祖供養

・先祖供養とは、地縛霊となってしまった先祖の霊を、地縛状態から救うこと

  地縛霊となった先祖の霊に死を自覚させ、霊的覚醒を促して、霊界の進化のプロセスを歩ませるように

  すること

・正しい先祖供養の内容とは、地上から地縛霊に向けて愛念を送り、指導霊の指示に従うように教え諭すこと

  (その後のことについては、霊界サイドの救済霊の導きに委ねる。死の自覚を促すことまでしかできない。

   しかし、それが一番大切なこと)

・仏教で行われてきた先祖供養の習慣は間違い

  地縛霊になって苦しんでいるのは、地上人生を神の摂理に反した生き方をしたためで、すべて本人の責任

  (因果応報)

  そこからの救いは(脱出)は、すべて自分自身の責任においてなされなければならない

  地上の子孫が先祖の罪を背負ってあげることも、代わりに償ってあげることもできない

  人間には他人(先祖)の霊的成長に責任を持つことはできないし、他人(先祖)の犯した罪を帳消しにして

  あげることもできない

 
 
 

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