人間とは

【人間観】

◆人間の構成・人体の仕組み

・霊体と肉体の２つの身体が重複構造しています（同一場所に重なっている状態）

・霊的要素と物質的要素の2種類を持っています

　 霊的要素-----　霊・霊の心・霊体

　 物質的要素-----　肉体・肉の心（肉体本能）

「人間も、根本的には霊であり、それが肉体を使用しているのであって、付属品として霊を宿した肉体的存在ではないわけです。肉体は霊に付属しているのです。」

（シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ　P140/後ろ4～後ろ3）

動物(肉体)････動物は肉体のみため地上界でしか生きられない　　　　

天使(霊体)････天使は霊体しか持たないため霊界で生きる

人間(肉霊)････人間は肉体と霊体の両方を持ち、地上界と霊界に生きる

「人間は物的身体と霊的身体、そして両者を結びつける生命の糸（シルバーコード）という三つの要素から成り立っています。」（シルバーバーチの教え[下]　P736/後ろ5～後ろ4）

「神は人間すべてに内在しております。むろん人類はありとあらゆる進化の形態を経て今日に至り、したがって誰しも遺伝的に動物的性向を宿してはおりますが、同時にそれらのすべてに優るものとして神の属性も宿しており、それを機能させ発揮しさえすれば、地上生活を神のごとく生きることができます。」　　　　　　　　　　　　　

（シルバーバーチの霊訓[４]　P28/9～12）

◆霊と魂（霊の心）

・霊が人間の一番の核（中心・本質）　

「霊とは、あなた方のいう神、すなわち大霊の一部であり、媒体を通して自己を顕現しつつ、より高みを目指してどこまでも向上していくものです。」（シルバーバーチの教え[下]　P205/6～７）

・霊は大霊（神）の分霊

「大霊はあなた方の内部に存在しています。」（シルバーバーチの教え[上]　Ｐ89/3）

・魂（霊の心）は霊の表現器官････魂は知意情で表現される

「肉体は精神の表現器官であり、精神は霊の表現器官です。」（霊的新時代の到来　P144/3）

・

◆心・意識とは　　

・一般の地上人には霊の心（霊的意識）と肉体本能の区別がつかない

・地上人が心として自覚しているのは、霊の心の一部分と肉体本能の意識

「地上の人間のすべてが自分が人間的煩悩と同時に神的属性も具えていることを自覚するようになれば、地上生活がどれだけ生きやすくなることでしょう。」（シルバーバーチの霊訓[４]　P19/5～6）

「すべての人間の内面では、常に“人間臭いもの”と“神性を帯びたもの”との間で葛藤があります。後者が勝てば大霊と一体となった喜びを味わいますが、前者が勝ったときには霊性が低下します。」

（シルバーバーチの教え・上　Ｐ116）

・一般の地上人には霊の心（霊的意識）と肉体本能の区別がつかない

・地上人が心として自覚しているのは、霊の心の一部分と肉体本能の意識

「あなたがたの魂には神が宿っております。そのつながりは永遠であり決して断絶はありません。しかし、その神の属性をどれだけ発揮するかは各自が決めることです。」（シルバーバーチの霊訓[5]　P126/後ろ1～P127/1）

「魂が目覚めていれば進化を促す方向を選ぼうとしますが、肉体の脳を顕現している意識（顕在意識）は、それに歩調を合わせることができません。」（シルバーバーチの教え・上　Ｐ162）

◆人間の死後について

・地上世界での肉体本能は消滅　（霊の心だけになるため霊主肉従の努力がなくなる）

・死後にも、知・意・情という心を持って活発に精神活動を行う

・霊体が新しい身体となる　

・地上時代の全ての障害はなくなる（身体障害・知的障害はなくなる）

「地上の人生は所詮は一つの長い闘いであり試練なのです。魂に秘められた可能性を試される戦場に身を置いていると言ってもいいでしょう。魂にはありとあらゆる種類の長所と弱点が秘められております。即ち動物的進化の名残りである下等な欲望や感情もあれば、あなたの個的存在の源である神的属性も秘められているのです。そのどちらが勝つか、その闘いが人生です。地上に生まれてくるのはその試練に身をさらすためなのです。」

（古代霊は語る　Ｐ108）

「生命のすべては永遠です。なぜなら生命とはすなわち大霊のことであり、大霊は永遠の存在だからです。」

（シルバーバーチの教え[上]　Ｐ198/2～3）

〔感想〕

人間は肉体と霊体を持っていて、霊的意識は霊体の一部です。

「その神の属性で地上生活を神のごとく生きられる」の所ではそうなんだと納得でした。

動物的性向は強く出ます。

今回の地上人生で少しでも抑えて、霊の心の部分を大きくしていきたいと思いました。

そして人間の死後の説明の所で、死んだら霊主肉従の努力ができなくなり地上人生がいかに貴重な体験かを思い起こす事ができました。

私たちは肉の心や障害、問題に悩まされますがそれがあるおかげで霊的成長できています。

その事実をしっかりと心に刻んでいきたいです。

それによって死後の知性、意志、情愛を持った精神活動をしっかり行える状態を作っていきたいです。

今回は以前にも聞いた事がある基礎の内容が多いように感じましたが同時に振り返りもできて良かったです。

​（30代男性）