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【永遠の霊性進化の道】

◆永遠の個的存在として創られた人間◆

私たち人間には、寿命があります。

一定の年齢になると肉体は衰えていき、死を迎える準備を始めます。

やがて肉体の死が訪れます。

それが、この地上世界での寿命です。

しかし、私たちは消滅するのではありません。

神から分霊を与えられた存在の私たちは、死のあとも永遠に生き続けます

そして、果てしない進化の道を永遠に歩み続けます。

「人間の魂(個性)は大霊の一部であるがゆえに、地上で自我を表現するための道具だった物的身体がその役割を終えると同時に、そのまま一緒に滅んでしまうものではありません。魂は本質的に永遠の不滅の存在なのです。だからこそ生き続けるのです」 

『新たなる啓示』P.16

「人間は生き続けます。地上で永遠に、という意味ではありません。地上的存在に不滅ということは有り得ないのです。物的なものには、その役割を終えるべき時期というものが定められております。分解して元の成分に戻っていきます。大自然の摂理の一環として物的身体はそのパターンに従います。が、あなたそのものは存在し続けます。生き続けたくないと思っても生き続けます。自然の摂理で、あなたという霊的存在は生き続けるのです。(中略) そもそも人間は死んでから霊となるのではなくて、もともと霊であるものが地上へ肉体をまとって誕生し、その束の間の生活のためではなく、霊界という本来の住処へ戻ってからの生活のために備えた発達と開発をするのですから、死後も生き続けて当たり前なのです」 

『シルバーバーチの霊訓(10)』P.20

「人間は霊的に成長することを目的として地上に生まれてくるのです。成長また成長と、どこまでも成長の連続です。それは地上だけでなく、こちらの世界へ来てからも同じです」

『シルバーバーチの教え(下)』P.121

「生命は、霊的であるがゆえに永遠なのです。誰であろうと、何であろうと、どこにいようと、あるいは、現在すでに到達した進化の段階がどの程度であろうと、これから先にも、永遠へ向けての無限の階段が続いているのです。不完全さを無くするためには永遠の時が必要です。完全と言うのは、どこまで行っても達成されません。どこまで行っても、その先にもまだ達成すべき進化の段階があることを認識することの連続です。無限に続くのです」 

『新たなる啓示』P.17

​◆一瞬の地上人生◆

私たちが永遠に生きるということは、一千年後も一万年後も存在しているのです。

未来が果てしなく続いています。

一万年後の自分が、歩んできた道を振り返ると延々と伸びる道が見えます。

地上人生はその

四苦八苦しながら生きている今の地上人生は、はるか過去のほんの一瞬でしかありません。

多くの人が “すべてだと思っている地上人生”は、一瞬の出来事なのです。

今、その一瞬の地上人生の真っ只中にいるのです。

「あなた方は今この時も霊的世界に生きているのです。物質界での生活は永遠の人生におけるほんの束の間にすません」 

『シルバーバーチの教え(上)』P.37

「あなた方はどうしても地上的時間の感覚で物ごとを見つめてしまいます。それはやむを得ないこととして私も理解はします。しかしあなた方も無限に生き続けるのです。たとえ地上で60歳、70歳、もしかして100歳まで生きたとしても、無限の時の中での100年など一瞬の間にすぎません。」

『シルバーバーチの霊訓(8)』P.71

「あなた方は永遠の存在であることを自覚してください。生命の旅路においてほんの短い一時期を地上で過ごしている巡礼者に過ぎません。」                          『シルバーバーチの霊訓(12)』P.206

「私たちが地上の人々にもたらすことのできる最高の霊的知識は人生が〝死〟を持って終了するのではないこと。したがって苦しい人生を送った人も失敗の人生を送った人も屈辱の人生を送った人も、みなもう一度やり直すことができるということ、言いかえれば悔し涙を拭うチャンスが必ず与えられるということです。人生は死後もなお続くのです。」                                     『シルバーバーチの霊訓(12)』P.208

​◆再生人生◆

死後、私たちは霊界に帰り、再び地上世界へと戻ってきます。

それは、霊界での生活の基礎を学ぶための物質レベルでの体験がまだ必要だからです。

地上世界は失敗や間違いや過ちから学んでいく場所です。

地上世界で学ぶものがなくなったとき、ようやく再生する必要がなくなるのです。

その後は、霊界での永遠の生活が待っています。

霊界での人生を含めると、この地上人生は霊的進化の初歩的段階です。

「あなたはあなた自身の行為に責任を取るのです。その行為の結果を自分が引き受けるのです。これからもあなたは過ちを犯します。そしてそれに対する償いをすることになります。そうした営みの中で叡智を学んでいくべきなのです。過ちを犯すために地上へ来たようなものです。もしも絶対に過ちを犯さない完全な人間だったら、今この地上にいらっしゃらないはずです」

『シルバーバーチの霊訓(9)』P.63

「意識を獲得するためには物的身体に宿って誕生し、物的体験を得なければなりません。物から霊へと進化していくのです。つまり物的身体との結合によって、物的個性を通して自我を表現することが可能となります。霊は物に宿ることによって自我を意識するようになるのです」

『シルバーバーチの霊訓(5)』P.145

​◆ほんの一瞬だけれど、大切な地上人生◆

この地上人生の目的は、さまざまな体験を通して霊的成長をして霊界での生活に備えるためなのです。

しかし、その本来の目的を知らずに物質的な財産や地上世界での成功など一時の満足を得るために生き、

霊的成長とは無縁の無駄な地上人生を送る残念な人が多くいます。

永遠の時の中では一瞬の地上人生ですが、これから先に続く永遠の人生の基礎をつくる大切な地上人生なのです。

死ねば終わりという考えは、人生を楽しまなければ損だと思う物質中心主義となり、それが利己主義を生み、地上世界に争い・悲劇・不幸を作り続けています。

すべては、霊的無知が原因なのです。

霊的な知識を持つことは、私たちの地上人生を大きく変えてくれることになります。

「種子が暗い土中に埋められるのは、養分を摂取して発芽後の成長に備えるためです。それと同じく、人間の生命の種子が物質界という暗黒の世界に生まれてくるのは、霊界へ戻ってからの進化に備えて地上生活での体験を積むためです」 

『シルバーバーチの教え(上)』P.160

「人生の究極の目的は、地上も死後も、霊性を開発することにあります。物質界に誕生してくるのもそのためです」 

『霊的新時代の到来』P.113

「地上へ誕生してくる目的は各自の魂の成長と開発と発達を促進するような体験を積み、肉体の死後に待ち受ける次の段階の生活にふさわしい進化を遂げることです」 

『シルバーバーチの霊訓(10)』 P.40

「それが地上での存在の理由のすべてなのです。なのに現実は、大多数の人間が身につけるべきものをロクに身につけようともせずに地上を素通りしております。ですから、イザこちらの世界へきた時は何の備えもできていないか、さもなければ、一から学び直さなければならないほど誤った思想・信仰によってぎゅうぎゅう詰めになっております。本来そうしたものは地上の方が遥かに学びやすく、その方が自然なのです」  

『シルバーバーチの霊訓(1)』P.162

「人生には無数の困難があります。だからこそ完全へ向けてのチャンスが無数にあることになるのです。生命は永遠です。終わりがないのです。完全へ向けての成長も永遠に続く過程なのです」

『シルバーバーチの霊訓(7)』P.76

​◆霊的成長のための日常生活(霊的人生)◆

永遠の人生の中の、ほんの一瞬だけれど大切な地上人を後悔しないためには、どうすればでしょうか。

そのための指針が真理(シルバーバーチの霊訓)なのです。

真理が示す<摂理に一致した生き方>を実践することです。

<摂理に一致した生き方>の具体的な内容は何でしょうか。

 「霊主肉従の努力」「利他愛の実践」「苦しみの甘受」の3つです。

この3つを心がける生き方が <摂理に一致した生き方> となり、それが霊的成長を促すことになります。

地上人生の最高の生き方であり最も価値のある地上人生なのです




<スピリチュアリズム普及会> 

スピリチュアリズムの思想 [Ⅱ]

  3.人間の霊的成長を決定するさまざまな摂理と、永遠の霊性進化の道

   (2)永遠の霊性進化の道

http://www5a.biglobe.ne.jp/~spk/about_sp/sp-thought2/sp-thought2-3/sp-thought2-3-2.htm

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