スピリチュアリズムの思想体系とは

『シルバーバーチの霊訓』に出会い、初めて知るさまざまな霊的知識・霊的情報に感動し一心不乱に読み進めたころのことを覚えていますか。

シルバーバーチに関する書籍は２０冊ほどありますが、最初に手にした本は何だったでしょうか。​ 『シルバーバーチの霊訓』の内容は交霊会で語られたシルバーバーチの言葉ですが、その交霊会はおよそ６０年にも及ぶためシルバーバーチの語った霊的真理も膨大な量になります。 １冊読んだだけでは当然シルバーバーチの語った言葉のすべてを知ることはできません。また、すべての書籍を読んでも、知識は増えたとしても正しい理解ができるわけではありません。 ​ 膨大にある霊的知識・霊的情報の中から霊的真理の重要ポイントを整理し体系化したものが思想体系です。 今回は、そのスピリチュアリズムの思想体系とは何かを学んでいきます。 ​ 『シルバーバーチの霊訓』の中には、これまで人類が知ることができなかった霊的叡智がぎっしりと詰まっています。これらを正しく理解するということは、シルバーバーチが語ってくれた霊的思想の重要ポイントを明確に理解するということです。 スピリチュアリズムには、人間の霊的成長に関する真理もあれば霊界通信についてや心霊現象についての真理など2次的要素の真理もあります。その中の重要ポイントとは、神観・人間観・人生観・死生観・死後世界観・再生観といった霊的成長に必要な真理です。 これらすべて一つ一つを理解していくのが全体的理解で、重要ポイントを関連付けてストーリー性を持たせて理解していくのが体系的理解です。 スピリチュアリズム運動の目的が人類の霊的成長を促し救いをもたらすということを考えると、2次的要素のさほど重要でない知識にとらわれていては、霊的真理を手にした意味がありません。 重要なポイントを押さえておかなければ理解したとはいえません。 ​ スピリチュアリズムの思想体系とは、霊的真理を３通りの方向で整理し体系化したものです。 ●思想体系（Ⅰ）は、人間が今後辿っていく道筋を中心に真理を整理し体系化したものです。（時間軸） 人間についての真理「人間観」に始まり、死を迎えるまでの「人生観」そして死とは何かを明らかにした「死生観」、死後についての「死後世界観」や再生についての「再生観」という内容です。 ●思想体系（Ⅱ）は、人間を取り巻く世界を中心に真理を整理し体系化したものです。（水平軸） 　神についての「神観」、霊界についての「霊的世界観」、今いる地上世界についての「地上世界観」という３つのテーマで成り立っています。 ●思想体系（Ⅲ）は、人間の霊的成長とそのための実践を中心に真理を整理し体系化したものです。（霊的成長実践軸） 　内容は人間はどのような生き方をしたら霊的成長を達成していけるのかという「霊的人生論」とスピリチュアリズムの「信仰観」です。 ​ スピリチュアリズムの思想体系と『シルバーバーチの霊訓』をセットで、学びを進めていくことでスピリチュアリズムの本質を確実に理解できるようになります。 膨大な量の霊的知識・霊的情報の中から、重要テーマ・重要ポイントを偏りなく全体を理解することができます。 何を実践していけば、私たち人間の本来の生き方ができるのかがよく理解できるようになります。 ​ スピリチュアリズムは私たち人類が霊的真理の正しい理解と正しい実践の努力によって死後霊界で後悔することのない価値ある地上人生を歩むことを願うイエスと霊界の高級霊たちによって起こされました。 霊的真理の正しい理解と正しい実践は真の幸福と救いに至るための唯一の道です。 ＜参考＞​ ・（You Tube)スピリチュアリズムの思想体系とは（スピリチュアリズム普及会) ・スピリチュアリズムとは（スピリチュアリズム普及会) 　 ・スピリチュアリズムの思想（Ⅰ）（スピリチュアリズム普及会） ・スピリチュアリズムの思想（Ⅱ）（スピリチュアリズム普及会） ​ ・スピリチュアリズムの思想（Ⅲ）（スピリチュアリズム普及会）