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救済の観点からみたスピリチュアリズムの全体像(Ⅲ)


 救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像の最終回です。

 これまでの学習内容を簡単にまとめると次のようになります。

 

スピリチュアリズムとは、霊界主導の地球人類救済計画です。霊界の人々(高級霊たち)によって推し進められている人類救済計画です。その中心にはイエスがいて高級霊たちを指揮しています。


私たちの住む地上界は、さまざまな悲劇に覆われています。その悲劇の元凶は、地球人類の霊的無知にあります。霊的無知によって物質中心主義と利己主義が地上を支配するようになり、人々の間にモノの奪い合いや対立が発生し、さまざまな悲劇が地上を覆いつくしました。

こうした惨状を見た霊界の高級霊たちは、人類を霊的無知から解放するために霊的真理を地上に降ろすことを決意しました。

 

霊的真理を地上に降ろすために、まず人々を霊的なものへ関心を向けさせるために心霊現象を演出し、当時の一流の科学者によって霊魂説を証明させ、霊界通信の準備を整えてから霊界通信を開始しました。

こうした段階を経て霊的真理が地上にもたらされました。

ここまでが、霊界側の責任でした。


今回は、霊的真理がもたらされた後、それを受け取った地上人がこれからなすべき内容を学んでいきます。“霊的真理から救いに至る自力救済のプロセス”についてです。

霊的真理を受け入れられれば、考え方や生き方が大きく変わります。

霊的真理(摂理)にそった生き方ができるようになります。​しかし、霊的真理を人生の指針するためには、霊的真理を正しい理解と正しい実践が必要です。

それは​スピリチュアリストとしての正しい生き方であり、霊的人生となります。

正しい理解と正しい実践を続けていく中で、霊的成長という真の救いを得られるようになるのです。これが、“霊的真理から救いに至る自力救済のプロセス”です。

では正しく理解するとは具体的にどのようなことかというと、霊的真理の全体を正しく把握するということと、もう一つ霊的真理が示す実践内容を正しく把握するです。

部分的な理解や断片的理解では、正しく理解したとは言えません。実践においても理解が足りず間違ったことをしていては、霊的成長には結びつきません。

霊的真理を正しく理解するためには次の2つが必要です。

 ①真理の全体像を把握すること、 骨組みとなる重要ポイントを正しく把握することです。 

こうした正しい理解のもとで初めて正しい実践に移ることができます。

現在、多くのスピリチュアリストが<現象レベル>(心霊現象・心霊研究・不思議なものへの好奇心)か、<知識・思想レベル>(霊的知識・霊的思想への知的好奇心)のスピリチュアリズムに留まっています。

霊視・霊聴といった霊媒現象や幽霊現象といった現象レベルに興味を持つだけの人、霊的真理を思想や哲学のように捉え自分の必要とする部分や関心のある部分だけの知識を深めていく人のことです。霊的真理の一部分を知っているだけでは、正しく理解したとは言えません。

このような部分的理解・断片的理解では、いつまでたっても正しい実践にも移ることはできません。正しい理解ができなければ正しい実践はできないのです。

スピリチュアリズムは<実践・信仰レベル>(信仰実践・霊的向上心・霊的成長)にまで至らなければ、意味がありません。

霊的真理の正しい理解と正しい実践を重ね、神と神の摂理への絶対信頼を持つことができる<実践・信仰レベル>の生き方をすることで、霊的成長がなされ真の救いに至ることができるようになります。

正しい実践ためには実践内容を明確に理解することが必要です。

霊的成長のための実践内内容は大きく4つに分けられます。

 1.霊主肉従の努力・・・ものの見方、考え方、行動のすべてを霊中心にする 霊的成長の大前提

 2.利他愛の実践・・・周りの人々や動植物への愛の実践

 3.利他愛の実践・・・全人類に対する利他愛の実践ー霊的真理の伝道

 4.苦しみへの正しい対処・苦しみの甘受 

 

これ以外に霊的成長の助けとなる重要な実践内容が“祈り”です。

正しい祈りは霊的成長に直接結びつきませんが、霊的エネルギーを取り入れ意識を高めることができ霊的人生を歩むうえで大きな助けとなります。

こうした正しい実践を継続していくことで、霊的成長という真の救いを手にすることができるようになります。個人レベルの救いとなるのです。

個人レベルの救いが拡大していくことで、全人類の救いが成就します。

私たち一人ひとりの霊的真理に忠実な歩みが、霊的真理普及と同様に全人類への救いへとつながっていきます。

イエスと霊界の高級霊たちが地上に霊的真理をおろしたのは、地球人類を悲劇から救い出すためです。

真理の正しい理解と正しい実践によって“真の救い”という恩恵を先に受けたスピリチュアリストには、大きな責任があります。

真に救われた者だけが、正しく霊的真理を伝えていくことができるのです。

スピリチュアリズムの最終目的である霊的同胞世界、すべての人が真の喜びに生きる世界を築くために、スピリチュアリストとしての正しい生き方正しい信仰実践に努めていきましょう。

​​

<参考>​



 

<実践について>


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